株式会社ブリリアージュからの招待で、牧野裕大さんWORK SHOPに参加してまいりました。
牧野裕大さんはティーン向けの雑誌やガールズコレクションで活躍中のヘアメイクアップアーティストです。
ワークショップは牧野さんが行うメイクデモを見た後、各自で思い思いにメイクを楽しみ、最後は参加者全員で集合写真を撮るという内容でした。
気鋭のヘアメイクアップアーティストが披露するプロの技は目からウロコの連続で、正直これを見せられた後に素人丸出しの自己流メイクをするのは、けっこう辛いものがありました・・・
できれば牧野さんに直接教えてもらいたかったのですが、他の人が考えることも同じで争奪戦になっており、話せないまま終わってしまったのが残念です。
メイク用品は選び放題でしたが、数が膨大過ぎて選ぶのも一苦労・・・
牧野裕大さんが伝授するプロのメイク技術
全身黒づくめのオシャレないで立ちの牧野さんは羽織っていたジャケットが何度も肩からズリ落ちてはご自身で直していたのですが、見るからに動きにくそうな恰好にもかかわらず、メイクする手つきは恐ろしく速くてムダがなかったです。
そんな牧野さんが直々に伝授してくれたメイク理論&技術を以下に列記してみます。
- メイクをするときは温スチーマーと冷スチーマーを使う
- 冬はパックをしてから温スチーマー→冷スチーマーの順で使う
- 冷スチーマーは粒子が細かいものが多いのでメイクをしながら使う
- コットンだけだと化粧水の浸透力がないと思うので後から自分の手でもつける(スチーマーを使いながら)
- 乳液は顔の上の方向へ引き上げるようにしてつける
- 夏は乳液の量は少なめでも良い
- オレンジ色の下地は肌にツヤが出るので、くすみのある人や年齢層の高い人に向く
- ツヤのある下地を使ってからマットなファンデーションを使うと肌の内側からツヤが出てくる
- 崩れてはいけない土台の部分なので下地には時間をかける
- 下地は目のキワにもしっかりつけることが大事
- コンシーラーは価格が安いからダメということはない
- パウダーファンデーションはブラシをくるくる回しながらつける
- 顔と首の色が変わるのを気にしているので、首との境は(色味)を気をつけている
- アイブロウはナチュラルに生えている眉毛に仕上げることが多い
- ベタッとした仕上がりになるのがイヤなので、眉頭の毛の部分を逆に描く
- 仕上げにMACのワックスを眉毛につけて逆立てる
- アイシャドウはゴールド系だと健康的に見える(まぶた全体にのせる)
- ナチュラルに見せたいときはアイラインを指でぼかす
- アイラインを目頭に描いていない人が多くてもったいない。しっかり描くと目が立体的に見えて印象が変わる
- マスカラはウォータープルーフタイプの上からウォッシャブルタイプを使うと良い
- マスカラを下まつ毛につけるときは横に振って下におろす
- 30代の人は頬骨と目の間の高い位置にチークを入れると妖艶な印象になる
- ハイライトは鼻の真ん中を開けて左右に入れる(陰影のメリハリをつけることによって鼻が高く見える)
- 人間は内側にいけばいくほど赤くなっていくので(例:まぶたの裏)、リップをぬるときは唇の真ん中を赤くする
- 下まぶたの目頭寄りに赤いラインを入れると色っぽくなる
・・・など。
人間は内側にいけばいくほど赤くなっていくので、唇の真ん中を赤くするという理論はなんか妙に説得力がありましたね~。
あと、今まで私は鼻の真ん中にハイライトを入れまくって悦に入っていたので、それだと鼻がテカるだけでなんの意味もないことがわかり、今後は左右に入れなければ・・・と反省しました。
嶋田ちあきメイクアップアカデミーとは
今回行われたワークショップは嶋田ちあきメイクアップアカデミー主催でした。
嶋田ちあき氏といえば、30年以上のキャリアを誇る著名なヘアメイクアップアーティスト(牧野裕大さんは嶋田氏の元アシスタント)。
名前からして一目瞭然ですが、嶋田ちあきメイクアップアカデミーは嶋田氏が学校長を務めるメイクスクールで、6ヶ月という短期間で実践的なレッスンを受けられるのだとか。
第一線で活躍している嶋田氏や牧野さんなどのプロから直接指導を受けられるそうですし、しかも少人数制だそうですから、鮮度の高い一流のメイク技術を濃密に吸収できそうですね。
私が参加させてもらったセミナーは定期的に開催されているようなので、メイクに興味がある人やメイクの仕事に就きたいと考えている方はチェックしてみてはいかかがでしょうか。