千葉県は柏市にあるカレー店『ボンベイ』に行ってきました。
席は20くらいあり、カウンター席もあるので一人でも入りやすいです。
食券を買ってから注文する方式で、全体的にこじんまりとした店でした。
カレー店『ボンベイ』のカシミールカレー
カレーの種類はいろいろありましたが、その中で目に留まったのがカシミールカレー。
【ボンベイ45年不動の一番人気。辛さの中に混沌の妙味、極辛口。】という触れ込みで、一番人気というのなら食べてみたいけど、極辛口って相当な辛さなのでは・・・?と、しばし逡巡。
お店の人(インド人?)に「すごい辛いんですか?」と聞いたら「スンゴイカライ!」と断言され、一瞬やめておこうかと思ったのですが、思いきって注文することにしました。
容赦ない激辛っぷり
運ばれてきたカシミールカレー。ルーはサラッとしたスープのようで、具は鶏肉とじゃがいもでした。
この、なんとも表現のしようがない、異次元の色合い。
一体どれだけ香辛料をブチこんだらこんな色になるのか・・・と、内心ビビりながらルーを口に入れると・・・
暴力的なまでの辛さ(スパイシー度300%)が粘膜を瞬時に襲い、口内は火傷したとしか思えないくらいの凄まじいヒリヒリ感!!
あまりの激辛っぷりに、何度も気が遠くなりました。
うわ言のように「からい・・・からい・・・」と、喉(すでに感覚がない)から絞り出すように声を出しつつ、悶絶しながら食べました。
その間はずっと、涙はでるわ、鼻水は出るわで、まさに地獄絵図。
激辛の中に垣間見える得も言われぬ旨味
やたらと硬いごはんと一緒に食べても、氷水を飲んでも、辛さはぜんぜん緩和されません。
小杉のようにヒーハー言いながら食べていたら、店員さんが氷入りのマンゴージュースとチョコレートを持ってきてくれました。
このマンゴージュースが超絶美味!
激辛カシミールカレーを食べる合間に飲むと、一瞬ではありますが口のヒリつきが収まり、砂漠の中のオアシスみたいでした。
しかし、いくらマンゴージュースに癒されても辛いものは辛い。
こりゃ完食するのは無理かもしれない・・・と、なかば諦めかけていたのですが、そのうち徐々にあまり辛さを感じなくなってきました。
そして、とうとう完食!!
残すのがもったいないから意地で食べたというのもありますが、それだけではなく、ドSな辛さの中に、時折そこはかとない旨味が感じられ、この味にだんだん惹きこまれていったのでぜんぶ食べられたのかもしれません。
辛さの中に混沌の妙味って、こういうことなのか!と納得できる旨味です。
食べ終わると、デミタスカップのコーヒーとチョコレートを店員さんがすかさず出してくれました。
マンゴージュースとチョコもいただけたので、かなりサービスしてもらえたように感じるのですが、完食できたからなのかどうかは謎です。
激辛耐性のある人におススメ
激烈な辛さにおののき、最初は注文したことを後悔しながらも、終盤には不思議な旨味に魅了されたカシミールカレー。
底なしの辛さですが、同時に底力を感じさせる旨さがあるので、激辛耐性がある方はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
涙や鼻水との闘いになるので、ティッシュは必携です。