気を脳でコントロールすれば誰でも使いこなせる?【「気」を自在に使いこなす】

浦田式脳力開発教室「空の会」を主宰し、気の講演実演を行っているという浦田紘司氏の著書『「気」を自在に使いこなす』を読んでみました。

本

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気は脳でコントロールできる?

浦田氏によると、気というのは特殊能力でもなんでもなくて、脳でコントロールすれば誰でも自由自在に使いこなすことができるそうです。

本当でしょうか・・・?

まあ、よく人にはオーラがあるとか、気迫があるとかいう言い方があったりしますが・・・

浦田氏が人に数分間だけ気を送って視力を向上させた、骨折した足を治したなどという例がいくつか紹介されていたのですが、とてもじゃないけど信じられません。

やはり実際にこの目で見てみないと・・・いや、見たとしても疑り深い私はヤラセだと思ってしまうかもしれない。

本の冒頭に著者が前に手を出して気を送っているという写真が載っているのですが、失礼ながら胡散臭さ全開です。

気を出すために重要なこと

気を出すには手から気を出そうという思いと、出ているんだという思いがあればよい、そして自在にコントロールするためには身体を緊張させないこと(緊張していると気が滞ってしまい、円滑に気を巡らすことができないのだとか)だそうですが・・・

疑いつつも、気が出ているときってどういう感じなのかな?と思いながら読み進めていると、気を出すことに慣れてくると手のひらや肌で感じることが出来るようになり、その感覚は浦田氏曰く、「気感」というものなのだとか(造語らしいです)。

気感を言葉にするのは難しく、梨と柿、ウイスキーと焼酎、レモンとカボスの味の違いを言葉で表現するようなもので、味覚を理解できても言葉で言い表すのが難しいのと同じなのだそうです。

う~ん・・・そう言われてもやっぱりピンとこない。
でもだからと言って、バッサリとインチキだと切り捨てるのもどうかとも思いますし・・・

気を出していたかもしれない?小学生時代の同級生

そういえば、小学生のときにKさんという同級生がいて、彼女は人の手を握るとその人が未来に何をしているか分かるというので、興味本位でやってもらったことがあります(その頃は子どもだったので疑うことを知らなかった)。

手を握られてしばらくすると、Kさんの手のひら全体がものすごく熱くなってきて、それこそ何か気のようなものが出ているんじゃないかとビックリした思い出が・・・

その時、私がトイレ掃除をしている姿が見えると言われてポカーンとしたのですが、大人になって一時期トイレ掃除に凝って毎日のようにしていたことがあります。

そんな未来の自分が彼女には見えていたんでしょうか・・・

それはともかく、読んでいるうちにだんだん、気が誰でも使いこなせるということに疑念を抱きつつも、気感なるものを体験してみたいと思うようになってしまいました(洗脳?)。

でも空の会に連絡してみる勇ましい気、すなわち勇気はありません・・・

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