冷凍庫の中にいるとしか思えないくらい寒くて死にそうだった1月某日、『AQUA 希望のトビラプロジェクト キックオフミーティング』に参加してまいりました。
家電メーカーAQUAが主催する希望のトビラプロジェクトは、登録するとメンバー間で暮らしにまつわるコミュニケーションが行えたり、メンバー限定のモニター企画や様々なイベントに参加できたりする、楽しくて有意義なアンバサダーコミュニティです。
食材がもっとおいしくなる冷凍術
当日は「マツコの知らない世界」に冷凍食品のプロとして出演するなど、多方面で活躍中の冷凍王子こと西川剛史氏が登場。食材がもっとおいしくなる冷凍術を惜しげもなく伝授してくれました。
鮮度の良い状態の食材を速攻で冷凍する
食材を冷凍する際、何をさておき大事なのは元の品質。余ったからやっておこうではなく、あらかじめ使わない分を新鮮なまま、すぐさま冷凍するのが大事なのだそうです。
新鮮なままというのがポイントで、鮮度が悪いものを凍らせると悪い状態を維持することになってしまうので、絶対にNGとのこと。
ごはんだったら、炊きたてホヤホヤのものを容器に隙間なくつめて、粗熱をとらずに保冷剤をのせて冷凍庫にしまうのがベスト。
西川氏は炊飯器に入れたままでほんの数10分でも経っていたら、もう鮮度が悪くなっているものと考えると言っていました。冷凍庫の温度並みにシビアです。
空気は徹底的に遮る
ごはんを隙間なく容器につめるのも、空気を遮断するため。
冷凍庫の中はメチャクチャ乾燥しているので、ラップをしてから保存袋やタッパーに入れるという、そこまでするのか!?というくらい厳重に空気を遮るのが重要らしいです。
食材は調味液で味をつけてから冷凍すると、傷みが抑えられるだけでなく、液につけているので乾燥も防止できるらしい。
可能なかぎり速く冷やす
ゆっくり凍らせると味が落ちてしまうそう。食材が固まりのままだと、中の方までしっかり凍らないで緩慢凍結となっておいしさが半減してしまうのでダメ、絶対。
食材を薄く平らに広げて冷凍することによって、均一にすばやく凍らせることができるようです。
冷凍品のおいしさを維持する解凍テクニック
西川氏は冷凍だけでなく、解凍のワザも教えてくれました。
冷凍した野菜や貝は凍ったまま加熱する
冷凍野菜は解凍せずに凍ったまま加熱すると水っぽくならないのだとか。
高温で短時間だけ加熱すると食感が損なわれないそうで、たとえば冷凍ブロッコリーは軽く湯通ししてから、高い温度ですばやく加熱するとフニャフニャにならないらしい。
ちなみに細い葉物野菜やカイワレ大根、スプラウトは冷凍に向かないそうです。
アサリやシジミなどの貝はしっかり砂抜きをしてタッパーに真水をひたひたぐらいに入れて冷凍し、鍋に凍ったまま入れて一気に過熱すると良いみたいです。
生の肉や魚は氷水につけて解凍する
生の肉、魚は低い温度の液体にしっかりつけると、効率よく解凍できるそうです。
正しい方法で冷凍しても、いつまでもそのまんまでいいわけではなく、1ヶ月を目途に使い切ることが大事。
あとは固定観念を持たずに、いろいろと工夫して冷凍してみることもおススメとのことです。
冷凍食材の間違い探し
イベント後半では、AQUA AQR-SV42G-Sに西川氏自らが入れた冷凍食材の間違い探しが〇✖のクイズ形式で行われました。
この中で間違っているのはトレーのままの肉と鮭。簡単な包装なので、このままでは空気が容赦なく入ってしまいます。
手前左にある茶色っぽいのがこんにゃく、その隣の黄色い物体は豆腐(出汁かと思った)、右にあるのはごはんですが、これらはいずれも冷凍方法としては正解。
ギッシリ入っている様々な食材の中で、明らかに間違いだと分かるものもあれば、よく分からないものもあり・・・
トマト、にんじん、キャベツ、しめじ、バナナ、食パン、ウインナー、納豆、麺は袋や容器に入っているとはいえ、完全に密封されていないのでダメ、マヨネーズは分離するのでダメというのは分かりましたが、間違いではなくて正しいと聞いて驚いたのが生卵。
ラップをして保存袋に入れれば冷凍できるとは知らなかった・・・これこそが固定観念!
アボカドはラップをして保存袋に入れれば冷凍可能。半解凍状態で食べるとアイスみたいになって美味らしいです。
目からうろこだった冷凍&解凍術
これまで食材は深く考えず適当に冷凍していたので、今回西川氏の話を聞いて、自分はずいぶんおいしさをないがしろにしていたんだな~と思うと・・・
いや~、無知って怖いですね。。
理屈に合った正確な方法で冷凍して解凍すれば、食材の栄養を維持したままおいしく食べられるということが分かり、とても勉強になりました。これからさっそく実践していきたいです。